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インプリメリエ シック社の敷地面積は1万F。うち工場は2600Fである。同社は次の3グループ企業を設立、ネットワーク事業の展開に精力的に取り組んでいる。 1つは運送会社であるJCクルス社。1年半前に設立、従業員5人。50%はシック社以外の仕事をしている。パリとパリ近郊がテリトリー。2つ目は印刷業のラニー社。現在、建物・設備などは完備しているが、設立直前の段階にある。小サイズ、小ロットの印刷を専門に、プリプレスから仕上げまでをこなすことになる。 3つ目はパッション・グラフィック社。デザイン会社で、設立準備中。「タイムコスト、スピードを考慮しなければならない印刷会社とデザイン部門の一体化は難しい」とのこと。シック社は、年商4500万フラン(約10億6600万円)、従業員56人(女性8人)。うち事務部門13人、セールスマン4人、メンテナンス専門に1人。銀行関係の広告がもっとも多く、5〜6銀行と取引があるほか、保険会社、ゲーム公団などの広告も受注している。印刷作業は1日2交代制、稼働率は80〜90%。 受注から出荷にいたるまで各部署はLANで結ばれている。 プリプレス部門は比較的、新しく整備された部門で、スキャナ、マッキントッシュ、ワークステーション、校正機などを完備し、部分的に外注に出していた仕事も現部分的に外注に出していた仕事も現在はすべて内製できるようになった。 印刷機は、5色機1台、4色機4台、2色機1台で、すべてハイデルベルグ社製。印刷機の機付け人員は2人。製本部門は、折機、針金綴じ機など簡便な設備だけで、必要なら外注に出す。用紙は注文してから3時間で入荷するため社内にストックはないという。マルチメディア時代に向けてシック社はどのような戦略をもっているのだろうか。「紙メディアは将来もなくならないし、我が社は印刷オンリーでいく。マルチメディアはわれわれにとって役にたつものだと思うが、紙メディアと互いに補い合うもので競争にはならないと思う」。 同社ではこれから3年かけて、コンピュータ・トゥ・プレートへ転換していくという。 そのためには設備投資の面だけでなく、人の問題も解決しなければならない。現在の従業員が必ずしも新しい仕事に向いているとは限らないし、だからといって、その人たちを解雇するわけにはいかない。新しい要員の養成と並んでその人たちの処遇が大きな課題になっているのだ。
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