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パリバン・カラープリント社はイギリス南部の地方都市、エセックスの工業団地にある。企業案内や経理報告書を主な営業品目としているが、その内容は大変バラエティに富んでおり、色は1色から12色まで、ページ数はぺラものから140ページ以上のものまで受注しているそうだ。また、最近はイギリスでも再生紙が流行しているといい、「再生紙は高いのだが、環境保護の態度を示そうという顧客の指定で…。再生紙でなければ、質より安さが求められる」とのこと。現在はイギリス国内だけでなくヨーロッパ各国にも顧客を持ち、年商は750万ポンド(約12億7千万円)になるという。経理・総務のOA化にも気をつかい、バーコード入力対応のPCを8台導入しているとのことだ。 「スタジオ」と呼ばれる製版・刷版室には画像処理にマッキントッシュ8台、PC2台、サイテックス社のドレヴ1台などを導入。原稿はすべてデジタル化してフィルム出力している。顧客の持ち込みもすべてフィルムだという。また、顧客と電話回線によるパソコン通信を行っており、通信による入稿も多いと聞いた。 1色から4色の持ち込みフィルムは今も手作業でレイアウト・面付けが行われており、年配の職人が切り貼りに取り組む姿も見られたが、全体的にはかなりの納期短縮につながっているという。プリプレスデータの保存は光磁気ディスクやDATテープで行っていた。とくにDATテープは光磁気ディスクの4倍の容量があり、重宝しているとのことだった。印刷機はマン・ローランド社のPARVA4台、1月半前に入れたというローランド700が稼働していた。ローランド700はセットアップに30分、その後データを保存したディスクを入れるだけで刷り出し可能にしてあるといい、再版受注に一役買っているとのことだった。ちなみに、印刷工程は平日は3交替の24時間稼働、土日も必要に応じて稼働といい、機付き人員は1色・2色の場合1人、4色・5色で2人、6色では紙積みに1人加えて3人をあてているとのことだった。最短納期は32〜64ページ・4色・2500部で2・3日、1色なら150ページあっても一晩といい、プリプレスのデジタル化が実を結んでいるようだ。 オンデマンド印刷機については、「将来的には考えているが、まだ機械の値段が高く、品質もその値段に見合うかどうか」といい、あと1年ほどは様子を見たい」とのことだった。品質管理のポイントは「顧客の要望を完全に把握すること」といい、やはり工程のデジタル化を通じて素早い対応を図っている。
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