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ウォーラープレス社(カリフォルニア州サウス・サンフランシスコ)は、従業員数130人、売上高20億円、カタログ・パンフ類の高級カラー印刷を主体とした総合印刷会社。4年前に設置されたデジタルプリプレス部門=ウォーラーメディア社も業績好調で、アドビ・システムズ社をはじめとするベイエリアの主要コンピュータ関連企業を得意先に、そのシビアな品質要求に応えている。同社では客先から入稿されるデジタルデータのトラブル対策と整備された工程〜作業進捗管理面に、特に学ぶ点が多かった。まず注目されたのは、ウォーラーメディア社の「プリフライト〜デザインチェック部門」。客先から持ち込まれるデータファイルのチェック専門部門であり、アプリケーション及びバージョンの種別をはじめ、グラフィックス/フォント/カラーなどの内容に関して、自社システムに適合するか否かを入念に調べている。効率化を図るために、ファイルミスなどをCRT上に赤字表示できるMac用の専用アプリケーション“フライトチェック”を使用。問題が見つかった場合には、ただちに客先にその旨を伝え、打ち合わせる。現在持ち込まれるデータの95%に何らかの問題があるとのことで、改善する場合には、もちろん有料。ごく些細な問題なら黙って直すが、修正に30分以上かかる場合には、時間当たり90ドルを基本に修正料金を見積もる。感心したのは、現実的なチェック機能を持つと同時に、客先に対する事前のエラー防止策がある点。専用の部屋で専用講師を雇い、2時間×4回(フル8時間コースで受講料129ドル)のカリキュラムでクライアント(及び社員)のDTPトレーニングを実施している。 ソフトウェアを正しく使ってもらうために始めたものでアドビ/アップル/クォーク社らが正式に認めているだけあって、内容も最新。安価で多彩なアプリケーションの操作を取得できる。 また同社は工程管理に関しても実に厳格。早くからバーコードによるコンピュータシステムを導入し、全部門の作業者と作業内容を管理している。端末数は12台。作業の開始と終了時に各自がバーコード入力するシステム。同社では原価計算や資材の在庫管理に反映している。その結果、オフ輪×1台を含む全7台の印刷機に対するスケジュール管理も円滑。2人のプラントマネージャが14日先までの予定を組み、仕事の作業管理カード(入項目は顧客名/ジョブ番号/用紙サイズ/ストック・カットの種別/インキ・プレートの種別/プルーフチェック/印刷日/製本日/配達日など)を作成してスケジュールボードに掲示する。これは質的ではなく量的な目安。変更はこれ以前の問題だ」との毅然とした姿勢が印象的だった。
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